jupyter notebook で Rを使う。
IPython notebook から Jupyter notebookになった所以として、Python以外のカーネルに対応したからだという。
ただデフォルトではpythonしか使えないではないか。
ということで使えるようにしてみた。
Requirements
- Jupyter notebookのインストール
- Rのインストール
だけ済ませてあれば問題ない。
インストール
> install.packages(c('repr', 'IRdisplay', 'evaluate', 'crayon', 'pbdZMQ', 'devtools', 'uuid', 'digest')) > devtools::install_github('IRkernel/IRkernel') > IRkernel::installspec() [InstallKernelSpec] Installed kernelspec ir in /home/kimoton/.local/share/jupyter/kernels/ir
システム側にインストールしたい場合は以下のようにuser=FALSE
を指定します。
> IRkernel::installspec(user = FALSE)
確かにRが入った!
こんな感じ。
不満点
以下、使ってみての感想
マジックコマンドが使えない
pythonのカーネルだと使えていたマジックコマンドがRのカーネルだと使えない。
→system()
で対応
system('mv filtered_gene_bc_matrices outs', intern=TRUE)
シェルが使えない
pythonのカーネルだと使えていたシェルがRのカーネルだと使えない。
gitで扱いづらい
.ipynb
ファイルはバイナリなのでdiffが取れない。。
いちいちGUI立ち上げるのめんどい
やっぱりコマンドラインで動かせるR markdownのほうが良いかなぁ。。
実行を強制終了できない
Ctrl + C が利かない?
強制終了したい場合は、いちいちGUI上からカーネルを落とさなければいけない。
補完機能がしょぼい??
Rstudioのほうが気が利く気がする。気のせいかも。
おまけ。
docker イメージも公開してるみたいです。
docker run -d -p 8888:8888 jupyter/r-notebook